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「若いっていいな…僕もあと五歳くらい若かったらなぁ〜…」
なんて言いながら…医院へと足を進める先生に「おはようございます」と挨拶をしながら慌てて後を追いかけた。
「八雲先生…まだ30代前半ですよね?全然お若い方だと思いますけど、」
「……そうかなぁ?それにしても、綾瀬さんの彼氏イケメンだね。あれはモテるんじゃない?」
”綾瀬 菜々”と名前が記入してあるタイムカードを私に手渡しながら、自身のタイムカードに出勤の打刻を打つ八雲先生。
彼とプライベートな話をするのは初めてなので…少し戸惑いながらも、、
「彼、美容師をしているので…普段から身なりには気を配っているみたいです。」
っと、当たり障りのないような返事だけを返し…更衣室へと向かおうとしたのだが。
「……束縛、激しそうな彼だったね。綾瀬さんが歓迎会を欠席したのは…彼氏に夜の外出を禁じられているから、だったりして?」
八雲先生からそんな発言が飛び出したので、思わず足を止めて振り返ってしまった。
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