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第29章
第29章
何とも「象徴的」なのは、その今、「ナオちゃん」の故郷、山梨の地がどうなっているかと言うと・・・
新宿駅から、中央本線特急「あずさ」「かいじ」に乗ると、沢山の外国人の「インバウンド」のお客様。
そうです。あの世界の名峰、
「富士山」！
を目指して、沢山のお客様が、海外から訪れているのです。
世界中が認めた
「霊峰」
です。
お金は確かに大切です。お金に恵まれなかった「彼女」。
この光景を見て、「ポートタワー」に憧れた「ナオちゃん」は、今一体、天でどう思っているのでしょうか・・・
複雑な気持ちに、胸が締め付けられる思いがしました。
ひるがえり、
ちばの地には、「郷土・ちば」が大好きになった、山中がいました。
「3パック68円の納豆で、何が悪い？」
ナオちゃんの言った、
「おばちゃんちの、ちばは、幸せだね・・・」
この言葉が、一生、忘れられません・・・
Ｆｉｎ
Ｆｉｎ
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