プロローグ・第1章

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プロローグ・第1章

プロローグ 「3パック68円の納豆で、何が悪い?」  洋平は、本当にそう思ったのです。  ここは、近所のスーパー、 「ビックアルファー」  別に、スーパーの「廻し者」じゃないのですけれど、本気で思っているのです。  山中には、以前からずっと思っていることがありました。それは、ついに、 「マズローの欲求段階説」 を、実現する時代が、ホントのホンマで訪れたのだと。こんな 「素晴らしき時代」 はないのだと、 「確信!」 していました。全ては、 「価値観の変容!」 「発想の転換!」 これは、こういうわけだったのです・・・ 第1章    洋平は、毎日が、楽しくて、楽しくて仕方がなかったのです。自分の今まで、 「出来なかったこと」 が、 「出来るようになった」 から。それ以上を、望んでいませんでした。「3パック68円の納豆で、何が悪い」という、精神だったのです。  話の始めはこうだったのです・・・
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