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影山美江の恋心
夫はただの普通のサラリーマン。深夜遅くまでいつも残業をしている。明け方に帰ってくることも少なくなかった。
でも私は夫がどんな仕事をしていようと気に留めなかった。それよりも私は不倫の相手の方が重要だった。
私は麻薬王の五十嵐と不倫をしていた。五十嵐の圧倒的な財力と端麗な容姿、カリスマ性に私は魅了されていた。
五十嵐に私は早く会いたかった。その為には雨が止むのを待つしかなかった。
夫と話をして私と同じように雨が上がるのを待っているとは思わなかった。仕事に関係するのだろうか。
でも息子はなぜか雨が上がって欲しくないみたいだ。私にはその理由がわからなかった。
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