2日目

1/5
前へ
/17ページ
次へ

2日目

「んん……」 ゴツゴツした岩。 先ほど夢で感じた温もりはない。 あれ……私、なんの夢を?  「目、さめた?」 「!?」 背後から声がする。 恐る恐る振り返るとそこには見覚えのある影があった。 「なんだ……雪か……」 「なんだって何さ?なんか幸せそうな顔して寝てたけど……夢とか見たの?」 「うん……もう、何か忘れちゃったけど」 「そう……先に進む?もうちょっと休む?」 「進む。寝ちゃってるだけで大幅な時間ロスだから」 「そっか……じゃあ、早速レッツゴー!」 「え、ちょっとまってよ!また走るの!?」 びちゃびちゃの地面は滑りやすく、走ると危険だ。 雪はよく走れるな。 転ぶ様子も無く。 流石ここの管理人を名乗っているだけある。 私は出来る限りを尽くして走った。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加