5話 地球防衛軍始動とシラセの降臨

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体をカクカク動かしながら、シラセは大笑いしてから、ピエモンテに話し始めた。 「なかなか、勢いのある人ですね。急にお呼びしてすみませんね。安心しなさい。時間を止めていますから、仕事に遅刻することはありません。真面目な方でもありそうですね。この方なら、ウェーズをしっかり守ってくれるでしょう」 「はぁ?何?地球防衛軍マジでやるの?てか…この土偶っぽいのって…誰?」 普通にタメ口で話すピエモンテに、ナオトはひそひそ声で「神様だよ」というと、ピエモンテはシラセを指さして、「マジかよ…」といって、その場に座り込んだ。 アテムはのんびり仕事をしていたのか、「自分が夢でみた天命が本当だった」と分かったのか、感動してひれ伏した。 その様子を周りやシラセは見ているも、シラセには、アテムが悪の子だということは、確信していた。 ここから、シラセは再び神妙な面持ちになり、神官とナオトたちに頭を上げるように言うと、続けてこう言い放った。 「全ての国よ、わたしたちの地球が滅びぬよう、女神と共に立ち上がった。そして悪から天命を受けたアテムも地球防衛軍の軍員となるが、神や女神の怒り、悲しみに触れることがあれば、この地球が滅びるであろう…。さあ、地球防衛軍よ、女神と神の元で立ち上がり、平安をもたらすのだ!」
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