5話 地球防衛軍始動とシラセの降臨

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シラセの一声と共に、それぞれの軍員たちに星が入ったチャームキーホルダーが渡された。 「すご~い!可愛い☆キラキラしてる~」 ラムエは授けられたキーホルダーを楽しそうに見ている。 他の軍員たちは、よくわからないものを渡され、ぼーっと見ていた。 「なんだよこれ…中に星が何個か入ったキーホルダーじゃねーか」 ピエモンテは、ちゃっちすぎるキーホルダーに鼻で笑って見せた。 「いやいや、ピエモンテ。よく見ろよ。文字が書かれている。…『神魔約書』の一文だ」 ナオトはキーホルダーの中をよく観察し、中に何が書かれているのかじっくりと見ていた。 アテムだけは、キーホルダーをちゃちゃっとズボンのベルトに着けてしまった。 その様子を見ながら、シラセはラムエの肩に再び乗った。 「そのキーホルダーは、階級を示すものです。アテムが星7つ。ピエモンテとナオトが星6つ。ラムエ様は女神なので大きな星1つです。そしてラムエさんの軍員ナンバーは009とします」 シラセがそう話すと、全員はそれぞれキーホルダーをズボンのベルトやバッグにつけた。 「それでは、地球防衛軍も無事始動したことですし、一度解散しましょう。ピエモンテ、アテム。急に召喚させてすみませんでしたね。時間を戻し、元の場所に戻しましょう」 「本当に、急に呼び出すのだけはやめてくれよ、カミサマよ」
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