5話 地球防衛軍始動とシラセの降臨

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「女神に命令をするとは、なんという無礼者ですか!この方は今の地球と4つの国の平安と見守りをするために、選ばれた神聖なる心を持った女神です。その方に跪けとはなんということですか!」 神官はシラセの言葉を恐れ、ただ謝罪の言葉を述べることしかできなかった。 「も…申し訳ございません。…ですが、ラムエさんは、チャクリスではございません。なぜ女神に…」 「ラムエさんは、わたしがチャクリスを授けました。女神の方が神官よりも上の立ち位置にあります。今後はラムエさんからわたしのメッセージを伝えさせ、神官からイース、そして、他の国へも発信していただきます」 ラムエが自分が急に女神となり、頭を垂れている神官やナオトたちの頭の中は、今だに混乱状態にあった。 もちろんラムエ自身も、自分が突然シラセと出会いチャクリスになって、「女神になりました」と言われ、どうすればいいか分からなかった。 「…やっぱり、シラセ、神様だったんだ…」 ラムエは誰にも聞こえないかすかな声で、胸の中の驚きを吐き出した。 シラセは頭を垂れている神官と、ナオトに向かってこんな指示を出した。
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