夏祭り

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 神馬氏は人ごみの中すれ違う人々に肩をぶつけながら進む。「ごめんごめん」「おっと、済まないね」と言いながらも気を付ける様子は見せない。老若男女構わず突進してぶつかっていくので見ている方はヒヤヒヤした。  彼はサービス精神が旺盛なのか、筆者とドゥンさんにいろいろな食べ物を奢ってくれた。そしてしきりに「美味いかい」と訊いてきた。何か見透かされているような、変な気分だ。
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