証言

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 においに気が付いた近所の住人が家の戸を叩いた。不審に思った住人がさらに人を呼び家の前が騒がしくなった。  美しくなくなった自分に価値はない。誰も自分がカラドだなんて気が付かない。発情期が来ればまた誰かに犯される。助けを求めるという選択肢はなかった。窓から抜け出した。その後は二度と家に戻らなかった。
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