告白

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 ラクシュリーナを迎え入れたオーレリアは、ぎゅっと抱きついてきた。オーレリアのほうがほんの少し背が高い。彼女は父親である国王似であると、昔から言われていた。飴色の髪も、黒檀の瞳も。それでもやはり姉妹なのだろう。髪の色も瞳の色も異なっていたとしても、そこに漂う雰囲気が似ている。立ち居振る舞いとか、横顔とか、そういった些細なもの。 「元気そうで安心したわ」 「ええ、お姉様。わたくしは元気ですよ。離塔での暮らしもこちらでの暮らしと変わりはありませんもの」 「そうね」  オーレリアは、長椅子に座るようにとラクシュリーナをうながした。オーレリアが目配せをすると、侍女が黙ってお茶の準備を始める。その彼女がすべての用意を終え、下がったところでオーレリアが口を開いた。  彼女はラクシュリーナの隣に座った。込み入った話をするときは、このほうが都合はよい。 「ラクシュリーナ。氷龍の話は聞いているかしら?」 「えぇ、少しですが。氷龍の龍魔石が減ってきているというのは、知っています」 「その通りよ」  オーレリアは頷いた。
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