告白

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「そうなのですね。お姉様がフレイムシアンに行かれてしまうと、寂しくなりますね」 「……そうね。あなたは私の妹ですもの。こんな話は、お父様やお兄様にはできない」 「お姉様はこの縁談を受け入れるつもりなのですね?」  オーレリアはにっこりと微笑んだ。気高い笑みである。 「えぇ。王族の義務として、この婚姻を受け入れます」  そう答えたオーレリアは、今までになく美しかった。
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