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◇肉食女子の楽しい日々◇
「ちーっす。仕事落ち着いてきたわ~弁当買ってきた」
「あー良かったね! わぁお! ありがと!」
新は週に1回は、実花の家に来るようになった。
夕飯は適当にコンビニだったり、最初の弁当屋だったりだ。
実花も特別手料理を作ったりもしない。
とりあえず空腹を満たして酒を飲んで、セックスする。
新とのセックスは快感しかない。
二人で遠慮なく求め合える。
こんなに相性の良い男は初めてだった。
「んっ…」
バッグスタイルのまま、指を挿れられ優しくGスポットを刺激される。
花芽も新の太い指で撫で揉まれて、アナルには舌を這わせられる。
「やだぁ~そんなとこ舐めないでぇ」
「いつかアナルもしてみたい」
「調子に乗らないのぉ! あんっイク!」
「じゃあ次は俺ので、イカせてやんよ!」
実花が花芽で絶頂すると休む暇もなく、熱い猛りを挿れられ激しく突かれる。
逞しい腕と胸で抱きしめられ、実花も背中に抱きつき足を絡めた。
二回戦めは、後ろから攻められて2人で快感に酔いしれる。
引っ越したばかりなのに声を抑えられず、新に口を塞がれた。
「声でかい……お隣さんに、この前すげー目で見られたんだからさ」
「んん~……だってぇ……」
「今度ホテル行くかぁ」
「いいかもー」
抱き合ったままで頬に優しくキスされたので、実花も新の頬にキスを返して笑う。
「新~ビール持ってきてぇ!」
「じゃんけんしよーぜ」
「負けないから~!」
ピロートークは、くだらない事を抱き合ったまま話をした。
2人で同じスマホゲーを開く。
「えー課金ガチャやったのー?」
「だって、今回のキャラ強くてやばいじゃん! 実花だって欲しがってただろ」
「そうだけど、課金まではやんないとか言ってたから! 私もやろーっと」
「一回だけだぞ俺は」
「連続ガチャ課金~えーいポチっ!」
きゃはっと実花が笑う。
「まじかよ!」
「いいんだよーこれで明日の活力になんだから」
「まぁそうだな~これで頑張れるなら安いもんかーあのさ、泊まってってもいい?」
「私明日早いよ?」
「うん」
「どうぞご勝手に~」
ガチャを回そうとする実花を邪魔してやろうと、新が抱きついて笑い声が起きた。
◇◇◇
夕方に仕事が終わった日。
実花は最近コンビニ弁当にも飽きてきたなーと夕飯を作ることにした。
スーパーで買い物してササっと作り終えた。
食べようとすると、そこに新から電話が鳴る。
『あー実花? 今日暇? 行っていい?』
「んーいいよー」
いつも暇なので断った事はない。
『じゃ俺なんか買ってくよ。弁当? ハンバーガー?』
「あ、ご飯作ってあるから食べる?」
『え? 実花の? 食べる!!』
即答だった。
新が来るのを待って温め直し、2人で食べる。
赤魚の煮付けと、冷凍里芋の煮っころがし、マカロニサラダ。
ほうれん草のおひたし、きのこいっぱいの味噌汁。
数日食べようと思っていたので、多めに作った。
「なになに……めちゃくちゃうまいじゃん」
新が感動したように呟く。
「何年自炊してると思ってんの~」
実花はいつも通りの顔で、味噌汁をすする。
「いつもコンビニとかだからさ、てっきり苦手なのかと」
「面倒でやりたくないのと~料理の技術は比例しないよ」
「ははっ確かにな。でもまじうまい! ご飯おかわりしていい!? 俺こういう料理めっちゃ好き!」
「はや!! いーよ!」
笑いながら、おかわりを出したが炊きたての3合が空になった。
そして夕飯後はいつも通り、愛撫が始まる。
「実花……もう……フェラ終わりでいいよ……ありがと」
新が実花の頬を撫でて、耳のピアスを触る。
快感に溺れた顔をして、切ない目で実花を見る。
「ん? どうして?」
「もう、早く挿れたい」
ぐっと、実花を押し倒して抱き締めてくる新。
「うん……きて……」
ぎゅっと新を抱き締める。
この日の新は、熱っぽく実花のなかで果てた。
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