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長老の言葉になんとなくだが納得する群衆。
た……助かった。
神様仏様イケオジ長老様!
だけど……ホッとするのもつかの間。
私は新たな惨劇を目撃する羽目に。
「長老!床屋のオヤジを連れて来ました」
若い男性に連れられてやって来た、恰幅のよい男性。
左手にはとっくりのような入れ物。右手にはなぜか刃物らしき物が。
床屋のオヤジは『魔女の一撃』を喰らった男性に近寄ると、男性を支えていた人に男性の袖を捲るよう指示をした。
(まさか?)
床屋のオヤジは男性の左腕に、とっくりの中身をジャバジャバと注ぎ。
……そして……。
男性の左腕を掴むと、持っていた刃物で男性の腕を斬りつけた。
ひえーっ
ち……血が出ている。
こ……これはもしや……瀉血ですか?
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