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ムロくんは、それを聞いて
「もし説明が必要だったらいつでも言って
僕が自分で日下部氏に話をするから」
「ありがと、でもそんな必要はないと思う」
「ゴトちゃん、一応言っとくけど、
戦いはまだ始まってもいないから
先走って、勝手に決めつけないようにね」
ムロくんはそう言うけど
そうかなぁ
もう既に決着はついているのかも
中目黒くんだりまで来て
残念な結果
ムロくんとは駅で別れ
ホームに入ってきた電車に乗った私は
日下部さん、助けてくれてありがとう
早く怪我が完治しますように
そう祈りながら、
私は今まで通りの日常に戻る
今ならまだ傷つかない
気持ち切り替えて
私も婚活…してみようかな
矢部ちゃんを見習って
家に帰ると母さんが
「ずいぶん遅かったわね〜誰と飲んできたの?」
「ん〜百貨店時代の友達」
「…そう」
それ以上は追及されなかったが、あんなことがあった後だし、心配させてるなって思う
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