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上目遣いに涙が溢れそうな顔で懇願されてルイトポルトの理性は振り切れそうになり、パトリツィアを突っぱねていた腕の力が抜けた。すかさずパトリツィアがルイトポルトに抱き着き、彼女の甘い香りがふわりとルイトポルトの鼻腔をくすぐった。その瞬間、頭の中が空っぽになり、ルイトポルトはいつの間にかパトリツィアの唇を貪っていた。
ルイトポルトはパトリツィアの唇から耳へ、耳から首筋、胸へと唇を這わせ、白い肌を時々強く吸って赤い花びらを散らした。
「あっ、あっ、あん……」
「はぁ……パティ、かわいいよ。もっと声を聞かせて」
「いやぁ……」
「嫌じゃないでしょう? 僕の愛撫で気持ちよくなってくれてる証拠なんだ。こんなに嬉しいことはないよ」
パトリツィアの下半身にムズムズとした疼きが込み上げてきた。それと同時に下着がべっとりと濡れた感覚がして漏らしてしまったのかと心配になり、太腿をこすり合わせた。それを見てルイトポルトは嬉しそうな表情をしてパトリツィアの下着に手を伸ばし、下に引き下ろした。蜜口と下着のクロッチの間に透明色の糸が引き、パトリツィアは恥ずかしくなった。
「に、兄様、いやぁ、見ないでぇ……」
「恥ずかしくないよ。僕を迎える準備ができつつある証拠だよ。でも初めてだから、もっとよく解さないといけないね。もうちょっと愛撫するよ」
ルイトポルトは花芯を吸い、蜜壺にも舌を入れて愛液を啜り、次から次へと愛液が滴る蜜壺に1本ずつ指を入れていった。指が3本入ってようやく挿入という時にパトリツィアはルイトポルトの剛直を見てあまりの大きさに怯んだ。それでもパトリツィアにとってルイトポルトとひとつになって愛し合いたいという望みの方が強く、止めるという選択肢はなかった。
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