独身LA族 或いは裸族の狂騒

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猫の鳴き声で目が覚め、あたりを見渡す。お腹が空いて、パンイチなのにまずは猫にボール遊びをしなくてはならない。LA族は開放的な格好で自由な種族に見えても猫の前では奴隷である。美しく若いサビトラ猫は空の浴槽の中で絶叫していた。『早く遊べー』と。奴隷が欲望を叶えるまで鳴き続ける恐ろしき皇帝にゃんこ。パンイチの汗をかいた女が、時折うるさすぎる鳴き声にキレながら、猫にたまを投げ続ける。アチラコチラにたまは転がっていた。そして家具や冷蔵庫の下に転がったたまを股を開いた汚いカッコウで座り、玉を拾い、また投げる。胸が痒くなるので乳首を雑にポリポリかく。このときも大股である。その光景はさながら、動物園の檻の中を縦横無尽に駆け抜ける、平らな胸にレーズン型の乳首がついたオラウータンのようであり、童貞がこれをみたら忽ち女性への幻想が滅するに違いない。たま遊びをひと通り終えて、LA族は面白い遊びをかんがえついた。レズビアン3pもの動画でみた、一人のおっぱいを二人で片方ずつ食す光景を思い出した。私は、まずチャオチュールを引き出しから取り出し、エアコンでひんやりした床に仰向けで寝そべった。猫が近づいてきたところで自身の乳首にチャオチュールを少量塗布した。猫は少しだけ突起物からはなれたチャオチュールの飛沫を食べたがそれ以上は食べなかった。私は3分ほど石のように動かなかったが、やがてアルコールティッシュで両乳首を綺麗にした。シャワーを浴びて、そのあと普通の人間のようにTシャツを着て、エアコンの温度を29.5度に設定して寝た。LA族は翌日社会人に戻る。
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