第15章
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部屋の前に来てドアを開けると女の子は『お兄ちゃん―』と望の傍に駆け寄った。 ベットに寝てるけど、起きてるからか不思議そうに言う。 「お兄ちゃん、目を開けてるのに… どうして寝てるの?起き…「花、やめなさい。」」 「君は花ちゃんって言うんだね。 俺は望って言うんだよ。 お兄ちゃん怪我してるから、起きれないんだ…ゴメンね。」 「花を助けたから…お兄ちゃん怪我したの? ゴメンね…お兄ちゃん痛い…?」
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