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「どうぞ、入って下さい。」
私達は三条さんを家に入れた。
「弟の望は昨日事故に遭って、さっき意識が戻った。
だけど…アイツはこれから先、車椅子生活になるかも知れない。
リハビリ次第にもなるが…入院もいつまでになるかもわからない。」
斗輝が話すと彼女は驚いた。
「えっ…あ、歩けないのですか?」
「まだ確定じゃない。だがその可能性がある。」
「…び、病院を教えてください。」
「この事は、本人に言ってないし、君が来たことも言ってないから、困る。
すぐには…萌佳、彼女の連絡先を聞いておけ。
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