21.純潔と引き換えるモノ*

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 ヘドヴィヒが囚人服のスカートを捲って両脚を扉に沿って上に上げ、陰部を窓に押し付けた途端に、ヌルヌルしたものが女陰を這いまわった。 「ひっ……!」  ピチャピチャと水音がして秘裂が唾液でベタベタに濡れていく。牢番は執拗にヘドヴィヒの花芯を舐めるが、ヘドヴィヒは快感を拾うどころか、不快で仕方ない。  牢番が突然指をブスッと蜜壺の中に突っ込んだ。唾液で濡れているのは外側だけで、蜜壺の中は乾いているし、ましてや処女である。ヘドヴィヒは激痛を覚えて叫んでしまった。 「いっ、痛いっ!」 「しーっ! 静かに。あんまり大声を出すと他の牢番が来ちゃうだろ?! ここで最後までできなかったら、手紙は送らないよ」  ヘドヴィヒが痛いと言っているのに、牢番は蜜壺に指を激しく出し入れしながら、花芯を舐め続けた。痛みを感じ続けているので、膣が自然に愛液で潤う訳もない。牢番は苛々して舌打ちをし、花芯から口を離して膣から指を出した。だがヘドヴィヒがほっとする間もなく、陰部にひんやりとした液体がかけられた感触がして彼女は思わず叫びそうになった。 「ひっ?!」 「痛くないように油を塗っただけだ。安心しろ」  それから牢番は蜜壺に指を再び突っ込んで出し入れした。指に油を塗ってあったようで乾いた摩擦の痛みはなくなったが、狭い膣の中で指を乱暴に動かすので、鈍痛が消えない。  牢番が膣から指を出すと、すぐに熱くて硬いものが秘裂に当てられ、ヌチャヌチャと擦り付けられた。ヘドヴィヒは、今更ながらこれから起こる事が怖く、悲しく、惨めになった。そんな思考に陥っていた時、突然太腿の付け根を押さえられ、ズドンと膣に激痛が走った。 「痛い! 痛い!」 「黙れ! 俺がイくまでできなかったら、手紙は送らないぞ」
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