29.2度目の初夜*

5/5
前へ
/94ページ
次へ
 リーゼロッテが絶頂の余韻でハァハァと息を荒くしている間、アントンは彼女の鼠径部から太腿にかけてチュッチュッとキスを繰り返した。 「ロッティ……もう挿れてもいい? 僕ももう限界だ」 「私もアントンに気持ちよくなってもらいたい」  リーゼロッテの指先がびしょ濡れの男根に触れると、男根はビクッと震えて白濁を噴き出し、彼女の顔に生臭い液体がかかった。 「ああっ、ロッティ?! 出ちゃったよ!」 「アントンは絶倫なんだから、もう1回ぐらい朝飯前でしょう?」  リーゼロッテは、顔にかかった精液を指で拭って舐めた。それを見た途端、萎え始めていた肉棒はムクムクと頭を起こし始めた。リーゼロッテがパクッとその肉棒を咥えると、すぐにフル勃起に回復し、リーゼロッテは先走り汁が次から次へと溢れ出る肉棒を扱いて舐めた。射精感が再び高まり、アントンは爪を掌に食い込ませて必死に耐えた。 「はぁ、はぁ、はぁ……ロッティ、だ、駄目……止めて! 今度は君のナカでイきたい」 「私も今度はアントンがナカにいる時にイきたいわ」 「じゃあ……」  再び見つめ合った2人のキスは、愛液と精液、カウパー液の味がした。お互い、一瞬顔をしかめたものの、キスの幸福感にすぐに酔って気にならなくなった。 「いくよ……」 「はい、来て下さい」  アントンは、抱き合ってキスをしていたリーゼロッテから身体を離し、彼女の膝裏をぐっと押し上げ、剛直を女陰に当てた。鈴口を何度も秘裂に擦り付けられ、リーゼロッテは蜜壺に何かが足りない渇望を抑えきれなくなりそうだった。 「ああ……アントン、お願い……貴方が欲しい……」 「ロッティ! 僕を誘惑しないで! そんな事を言われたら、優しくできなくなっちゃうよ」 「いいの、激しく奥まで突いて。お願い」 「ごめん、じゃあ、いくよ!」 「ああん!」  ずぼずぼに濡れた蜜壺がズドンと剛直に貫かれた。抽送の度に膣壁がカリ首に刺激され、快感がリーゼロッテを襲う。彼女がビクビクと震えて達すると、膣壁もキュッキュッと震えて肉棒を締め、アントンももう耐えきれずに子種を最奥で放った。  2人ほとんど同時に達した後も、幸福感が抜けずに抱き合っていると、リーゼロッテの下腹部に再び硬い物が当たり始めて2ラウンド目に突入した。3回目に射精した後も、少し抱き合っていると男根が回復してまた身体を繋げた。その繰り返しでいつの間にか朝になっていた。
/94ページ

最初のコメントを投稿しよう!

100人が本棚に入れています
本棚に追加