第16章

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親達は、萌佳の事があって… 望の事… お腹の子にもしもの事があったら、俺は許されないだろう… だから真帆のお願いは聞けないんだ―― 俺は、すっと立ち上がり 「俺は帰るから、後を頼む。 真帆、萌佳は新しい世界を持ち始めてる。 だから、アイツの好きにさせてやりたいんだ。 ゴメンな。じゃあな。」 「「「お疲れさまです。」」」 ずっと黙っていた准達に言われて頷くとドアに向って歩いた。 「じゃあ…萌佳ちゃんに宜しくな!」 來斗の声を聞き、幹部室から出て車に乗り込んだ。
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