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それに、お腹の中で動くのを感じると幸せなの。
斗輝だって、総長を早く辞める事になってゴメンね。
私が産まなきゃいいんだけど…好きな人の子供だから産みたいから…」
萌佳の言葉で俺はバカだと思った。
こんなにも俺の事を想い――…
お腹の子の事を想い――…
考えてくれてるなんて思いもしなかった。
何かが吹っ切れた気がした。
2人の幸せを…掴みたい。
そうして暴走の日を迎えた。
倉庫につけば面子達が久しぶりの萌佳に声をかける。
「お疲れ様です。」
俺には挨拶だが…
萌佳には―…
「萌佳ちゃん元気だった?」
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