第15章

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「ほんとにいいんですか?ありがとう…ありがとうございます。」 「花ちゃん、望お兄ちゃんに会いに来てね。」 「いいの…お姉ちゃん。」 私がニコって笑うと喜ぶ女の子に望君が『助けて良かったー』と呟いたの聞き、ホッとした。 それは斗輝もだろう… やっと食欲の出た望君は、花ちゃんとお菓子をベットに座らせて食べている。 花ちゃんのお母さんは望君の怪我を見てトイレで泣いてたのか、戻って来たら 目が赤かった。 斗輝も気づいていても何も言わない。 親子が帰って行くと望君は口を開いた。
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