第16章

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あの時…この子と逝けば良かったのかも知れない。 1人で殻に篭っていて気づかなかった。 皆が様子が変な事に気づき焦っている事を―… 「萌佳、萌佳どうしたんだ?」 私の名前を呼ぶ声でハッとして我に戻ると、心配そうに見つめる皆の顔があった。 「…えっ…あっ…」 言葉にならなかった。 「萌佳?具合悪いのか?」 違う―… ただただ首を横にふるだけ。
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