第17章

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「まだ、望君、何も言わないのよね。 だから、言ってあげれる事がないんだけど…」 「あのー今どんな様子なのか…聞きたくて。」 「まだ寝たきりだけど、毎日、女の子と楽しんでるよ。」 「えっ…お、女の子ですか?」 「あっ…勘違いしないでね。 望君が助けた4歳の女の子だからー… あの子がいるから、望君も救われているの。 体が自由に動かないから…」 「君も受験を控えてる。 少し、望を忘れてやってくれないか? アイツも先に延ばしてるのはそこじゃないかと兄として思うから…」 受験生だし…
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