7人が本棚に入れています
本棚に追加
「まだ、望君、何も言わないのよね。
だから、言ってあげれる事がないんだけど…」
「あのー今どんな様子なのか…聞きたくて。」
「まだ寝たきりだけど、毎日、女の子と楽しんでるよ。」
「えっ…お、女の子ですか?」
「あっ…勘違いしないでね。
望君が助けた4歳の女の子だからー…
あの子がいるから、望君も救われているの。
体が自由に動かないから…」
「君も受験を控えてる。
少し、望を忘れてやってくれないか?
アイツも先に延ばしてるのはそこじゃないかと兄として思うから…」
受験生だし…
最初のコメントを投稿しよう!