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「いやいやまって!?まって!!おかしい!!」
「なんだよ、緊張しない練習したいんだろ?」
「だからってなんでスカイダイビングなのよ!!」
なぜか私は今弟と父親の計らいで空の中にいる。
目隠しされてここまで連れてこられた。
いや、ほんとにどういうこと?
「スカイダイビングって思い切りが大事だろ?告白とおんなじだ!」
「何言ったんだこの馬鹿!!」
「はいじゃあ……3、2………」
「まってカウントダウン始めないで!!」
「姉ちゃんがあまりにも騒ぐからアシスタントの方が迷惑してるぞ。ほら」
事前に言ってくれるなら私も心の準備くらいできるわ!!
なんで事前宣告なしにスカイダイビングをやらせようとする!!
「……0!!」
私は地面に急降下する。
最早悲鳴すら上げられない。
私が絶叫系苦手なこと知ってるくせに……末代まで呪ってやろうかこのイカレ野郎!!
そんなことを考えながら私は風とアシスタントさんに身を任せた。
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