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「もう無理……結局告白できなかった……無意味に気絶しただけだよね私……」
「人生に無駄なことなんてないんだぞ」
「齢10のガキに言われたくねぇ〜……」
「10歳舐めんな?じゃあ何歳になら言われていいんだよ」
「……40代の紳士的なおじさま」
「紳士的って条件いるか?」
「必須!!」
枕に顔を埋めて叫ぶ。
宿題をしている気怠げな弟は相変わらず適当な受け答えをしている。
「じゃあフェード3いくか」
「なんフェードまであるの?」
「3まで」
「今回で最後!?」
弟はニヤリと笑みを浮かべる。
こいつは本当に私の弟なのか?
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