五番山笠 千代流(ちよながれ)

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五番山笠 千代流(ちよながれ)

b57e1c0a-30c1-444e-bda7-c4e2e0ba7283 5c335ad0-ba0e-4e2a-a080-40f6399c988b 《表題》 轟(とどろき) 戦国時代天文年間、鉄砲が伝来して戦術が一変した。 その中でも大筒と呼ばれる、大口径の鉄砲は、大阪の陣では大阪城を直接砲撃するなど勝敗を左右した。100匁(370g)の弾を放つ重量10貫目(37kg)の大筒、別名「国くづし」は、城門攻めなどに使用された。 本来台に乗せて放たなければ支えられない大筒を、さらしで巻き、腕に固定して、黒田藩の若武者が青空の下、大筒を放った砲声がとどろき渡る。 その残心をとる姿。古来武術では残心が最も大事と云われ、技をかけ、その後、最後まで気を抜かず集中して次に備え、それにあたる美しく雄々しい姿を奉納したします。
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