第17章

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「望君、昨日帰ったらー…桜ちゃんが家に来てたの。」 「えっ…」 「望君の様子を聞きたいって。一応、今話せる事を教えたのね。」 「うん。」 「そして、私と斗輝でね。 今は、望君の事、忘れて受験に頑張って欲しいっていったの。」 「あっ、うん。」 「そしたら、泣いちゃってね。 泣き止むと1度でいいから会いたいって言われたから、今日、昼過ぎにここに 来るんだけど…」 望君は黙って顔を歪めた。 「勝手な事してゴメン。 でも、私も斗輝も1ヶ月たったし、前にお互いが進むのがいいって思ったの…」
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