7/8
前へ
/33ページ
次へ
そんな、ある日、魔族がやって来た。 両親は兵士達に自分達を守らせ、ルピアを魔族に渡した。 つまり、ルピアを捨てたのだ。 そして、ルピアは魔族に拐われ魔王城へ来た。 拐われた直後、ルピアは怯えた。 魔王と聞くと、怖いイメージしかなかったし、人を食う存在だと思っていた。 しかし、出会った魔王はイメージとは違う存在だった。 身体は人間と同じだし、顔も普通だし、翼も角も生えてない。 ただ、手の甲に魔王の印があるだけ。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加