0人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな、ある日、魔族がやって来た。
両親は兵士達に自分達を守らせ、ルピアを魔族に渡した。
つまり、ルピアを捨てたのだ。
そして、ルピアは魔族に拐われ魔王城へ来た。
拐われた直後、ルピアは怯えた。
魔王と聞くと、怖いイメージしかなかったし、人を食う存在だと思っていた。
しかし、出会った魔王はイメージとは違う存在だった。
身体は人間と同じだし、顔も普通だし、翼も角も生えてない。
ただ、手の甲に魔王の印があるだけ。
最初のコメントを投稿しよう!