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シグはガイウスの目の前に降りた。
シグは魔族の姿になっていた。
頭から角が生え、背中には黒い翼、尻尾まであった。
「シグ……。一体、何が……?」
「ここに来る前、力が覚醒して、気づいたら、この姿になってたんだよ」
シグは天使のように微笑み、ガイウスの拘束を破壊した。
そして、王の方を見た。
「初めまして、王様。魔王です。
突然、拘束して驚いていると思いますが、我々魔物と魔族は人間と争う気はありません。
出来れば、共存したいのですがいかがです?」
「お父様!私からもお願いです!人間と魔物と魔族の共存を考えて下さい!」
シグの隣でルピアが叫んだ。
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