姫
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ある日、一人の男の魔族が勝手に姫を拐ってきた。 正直、迷惑だ。 手の甲に魔王の印が出来てるとはいえ、自分は人間。 これまで、魔物や魔族と一緒にいたから、どう人と接すればいいか分からないし、女性と接するのは初めてだ。 しかも、この女性はお姫様。 自分とは違う世界の人間だ。
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