第20章

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「それに?」 「妊娠してるって知った日『女の子がいい』初孫はって…母さんと『跡継ぎが先で次は女の子だな…』って言う親父で騒いでたんだよ。 しかも親父は、娘は萌佳ちゃんがいるからってー…」 「えっ…」 「だから、ベビー用品2人に好きなだけ買ってもらったらいいんだよー…義姉さん。」 「それにさっ、義姉さんが意識戻らない間、母さんは病院に付きっ切りだったし、親父も何度も会社抜けてきててね、母さんなんか呆れてた。」 「……」 「兄貴が病院に来るとわざと母さんに確認して来てたみたいだしー… 母さんが教えてくれた時、可笑しくて笑ったんだ俺。」 微笑む望君… 一瞬だけどドキッっとした。
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