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第21章
【斗輝side】
真帆は黙ったまま俯く。
結局、その日は気まずかった。
「斗輝は気にするな。」
「匠。」
「萌佳ちゃんは、真帆に行かないと言ったんだし、お前も萌佳ちゃんの意思を尊重しただけだしな。」
その日、真帆は倉庫にも来なかった。
准達でさえ『真帆さんは、来ないんですか?』って気遣う。
「まぁな。今日は決めてしまうぞ。斗輝は、長く居れないんだ…」
「「「はい。」」」
ルートを確認しほぼ決まり、准達にも報告する。
「准、引退暴走には萌佳はでない。」
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