第23章

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戻ると萌佳は丸くなって耐えている。 「萌佳ちゃん、何分間隔なの?」 「10~15くらいです。」 「斗輝、病院に連絡して指示を聞きなさい。」 「あなたは車の用意して荷物を運んでおいて」 「萌佳入院カバンは?」 「クローゼットの横です。」 親父はカバンを持って出て行った。 病院に連絡すると『すぐに来てください』と言うので 「お袋、連れて来いって―――…」 「行こうね。萌佳ちゃん。」 「…イタッ…い…た…い…グズッ…」 「大丈夫か?」 俺は背中を擦ることしか出来ない。 落ち着いた時に萌佳を抱きかかえ車に乗った。
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