会社の存続のために

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そんなある日ー…友達が家に電話して来た。 《ねぇ、アイラ…どうなってるの? 携帯は繋がらないし学校は退学になってて…》 「ゴメン。会社が倒産寸前で…ママが退学させたの。」 《えっ…でも急に何故?》 「……」 言えない…原因は私だって―… 《そんなに、大変だったの? 縁談だってあったんじゃないの? 相手に助けて貰えない訳…》 その縁談相手に関係があるって言えない。 《なんでー何も言わないの?言えない事なの? それに北条、南條、本條財閥が激怒してると言う会社があると噂があってね。 どこだろうね。アイラ…知ってる?》 会社の名前が知られてないのにホッとしてしまって。
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