一章

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「はい皆さん注目ーーーて、俺合わせて四人しか居ないのか................でも自己紹介するね、俺は七海鬼神です!、今日本店から配属されたみなさんの先輩です!、今日から皆さんの事を指導して行きます!どうかお願いします」  鬼神は活気をまとった。・・・・・・鬼神の性格は真面目だが天然気質もあり時々活気だけで喋る事がある。・・・・・そんな鬼神に正美はウザイと思いながらも、顔だけ見ればイケメンだからセフレ位にはなってもいいな~、と鬼神が話して座って居る正美のキャスター付きの事務椅子の横で正美は考えた。  その頃花は椅子から立ち上がって鬼神を見て居る江角の隣で立ちながら江角と同じく鬼神を見て居た。・・・・江角は化粧が濃いためか電気の光で自分の顔が光ってしまっている。よほどスッピンを見られたく無いのだろう、でも水葉とボリタリングに行く時は汗で濃い化粧も取れる。江角は汗かきだ。  今の花の気持ちは恐怖が全てでは無いが大分すり減り、安心の境地になって居る。・・・・・・昔花は周りからよく言われた「恐怖はお前なんだよ」この言葉の意味は、汚れ者,恐怖の源,と決していい言葉でない。この言葉を言われ続けた花はいつしか恐怖心が薄まってしまいそうになった。そして今またその時の事を思い出し恐怖心が薄まり始めた。その理由は鬼神の顔が昔その言葉を使い始めた最初の人物に似ていたからだ。・・・・・・・今花の目には少し涙が浮かんできて居る。・・・・・・そして花は鬼神の顔や周りが滲んで見える。  だから花は真横にある三部屋目のキャバクラの酒やおつまみやその他の物が置いてある倉庫の部屋の方に花は体を捻り顔を覆い隠すかのようにして目に溜まった涙を拭った。  そして花は自分に言い聞かせた。  (大丈夫、大丈夫、大丈夫絶対にいじめられない)  そして花は心を決めて鬼神の方にゆっくりと向いた。・・・・・・その時鬼神は正美と話していた。 「ね~七海さん今度一緒にお茶でもどうですか?」  どうやら正美は鬼神の事を狙って居るらしい。・・・・・・でも鬼神はそんな正美のアプローチに気づいて居ない様子だ。 「あ~んと、、、俺仕事で忙しいからごめんね」  鬼神は言った。・・・・・・・・・その言葉に正美は驚きが隠せない。それもそのはず、今まで自分の可愛さで今みたいに話しかけたら、男は何がなんでもOKするのだから。  でも鬼神は活気のある態度であっさり断った。  そして、鬼神は花の方に歩いて行った。 「え、ちょっと」  正美が呆然と現実が認められない顔で不思議と声が出た。  でも鬼神は正美の声が聞こえないかのように花の方に歩きながら向かった。・・・・そして花は鬼神が自分の方に向かって来て居る事に気がつく。・・・・・・花はとても不思議な光景だと思った。・・・・・・・でも咄嗟に一歩後ろに下がった。鬼神は笑みを浮かべて居るし背が高く怖いスーツを着ているそのためまた花は怖がった。  だが鬼神はさっきと同じで花が怖がっているなんて気づかなかった。なので鬼神は側から見ればお構い無しになっているが花に話しかけた。 「ねえねえ今度お茶行かない?君の話とか聞きたいからさ」  鬼神の後ろに居る正美は顎が外れそうになったほど鬼神への驚きが隠せなかった。それと花への憎しみが爆発した。  でも正美はまだ表には出さずに花を傷つける方法を探った。 「あ~えっとはいわかりましたっ、、、、、、、、、じゃあ次の休みにカフェにしますか?」  花は言った。・・・・・・・鬼神は口角を上げて、ポケットからスマホを出して、顔認証でロックを外し、青い色のメールアプリを開いた。そして、花にスマホを見せた、そのスマホにはQRコードが写し出されて居た。 「あのすみませんメールアプリやってますか?よかったらメールに追加してください」  鬼神は満遍の笑顔で言った。・・・・・・・・そしたら花は俯きながらポケットからピンクのスマホを出した。 「あ、このQRコードを読み込めばいいんですね?」  花はそう言いながら、スマホのカメラでQRコードを読み込んだ。そしたら、花のスマホに追加しますか?と通知が来た。・・・・そしたら花は追加するをクリックした。  鬼神はガッツポーズをした。 「ありがとね~後で休日に行くカフェメールで送っとくね」  そう鬼神が言うと鬼神は颯爽と鉄製のドアから花の勤務している部屋に入って行った。・・・・・・・・そしてその鬼神を追いかけるようにして花も鬼神が居る部屋に鍵を使って入って行った。この鉄製のドアはオートロックだ。  その理由は仁一が金を守りたい一心でオートロックにしてくれと無理を工務店に言って最終的に無料で工務店がオートロックにしてくれた。・・・・・・・だが外のドアは、オートロックじゃない・・・・・・無料でオートロックには出来なったからだ。  でも仁一はそれでもいいと思って居る、その理由は自分が要望した鉄製のドアだからだ。それと、このキャバクラ本店、支店複数の従業員が自分の命令みたいな事を言うと全て言うことを聞くから、とても仁一にとっては自由を感じられるから他はもう仁一には必要無い。ただ金が欲しいのは命令ができるようになるからだ。
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