プロローグ 破談の見合い

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 そして、たまに、自宅で開催されるパーティーの代理主催者となったり、  パーティーに行く一郎の同行者となり、隣で笑顔を振りまくだけだった。  まぁ、これはこれで、案外大変なのだが。  そんな彼女には、一郎の言うことは、すぐには追いついてこなかった。  ――――ちょっと、待って。    頭の中は、疑問符でめいいっぱいとなる。  え? え? 「そ、外で、おしごとーーー?!!」    何にも知らない竹本結花は、こうしていきなり社会に放り出されたのだった。
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