波乱の幕開け

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そして体をひっくり返され、私は裸に。 「眠ってていいよ。」 その瞬間、目が冴えた。 人生で一度きりの初夜の時に、眠れるか! そして始まるめくるめく快感の渦。 結局、終わったのは朝方だった。 「眠い。」 「いいよ、好きなだけ寝て。」 肌と肌を合わせ、直ぐ近くに圭也さんがいる。 これからどのくらい、圭也さんと抱き合うんだろう。 そして、目に入ったのは、圭也さんの引き締まった胸!お腹!腰! いつも鍛えているからなのか、プロスポーツ選手並みに、均整が取れている。 それに比べて、私の身体は最近、丸くなった。 どう見ても、圭也さんに見せられない。 「どうした?」 「いや、その……自分の身体が恥ずかしくなって。」 「ぷっ。」 何、その笑い方。さては見てたな。私の身体! 「少し丸みを帯びてた方が、抱き心地がいいよ。」 「そうなの?」 目を瞑りながらニコッと笑った圭也さん。 何度、この笑顔を見れるんだろうと、ちょっと幸せを感じてしまった。
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