68人が本棚に入れています
本棚に追加
「へ?」
きょとんとしている圭也さんの腕を引っ張り、ベッドに連れて行く。
「おいおい、積極的だな。」
「こういうの、嫌いじゃないでしょ?」
私は圭也さんの、上着とシャツを脱がせた。
「夕食とお風呂、どっちにする?それとも私?的な?」
圭也さんは、勝手に喜んでいる。
「もちろん、私よね。」
その瞬間、圭也さんのお腹が鳴った。
「ごめん、先にご飯食べさせて。」
「もうー!」
私はベッドの上で、大の字になって寝転んだ。
「そんなに欲求不満?」
「じゃない。」
「大丈夫だよ。夜は長いんだから。」
そして圭也さんに、肩をポンと叩かれた。
圭也さん、子供の事どう思ってるんだろう。
私は欠伸をする圭也さんを見ながら、ため息をついた。
はっきり言って切ないよ、圭也さん。
最初のコメントを投稿しよう!