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考えている間に、圭也さんが私を後ろから抱きしめる。
「これ、新しい下着？」
「うん。」
「いつもは玄関まで迎えに来てくれるのに、今日は来てくれないから、何してるのかなと思えば。こんなセクシーな下着着ちゃって。」
圭也さんはそう言うと、私の首筋にキスをした。
もしかして、圭也さん。その気になっている？
作戦、成功⁉
「紗良。」
下着のまま抱きかかえられ、ベッドに運ばれた。
「なんか、このレースがエロいんだよね。」
圭也さんの吐息が、耳元にかかる。
「汚すといけないから、もう脱いじゃおうね。」
帰って来て早々に、下着を脱がすなんて、圭也さんの方がエロい。
そんな事を思っている間に、いつの間にか一つに繋がっていた。
ああ、私。やっと分かった。
圭也さんと、いつも繋がっていたいんだ。
「紗良。」
「ん？」
私を見降ろす圭也さんに、キュンとした。
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