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どうやって雅人のバイクを盗もうかと早速計画を立て始め、用済みとなった教室から出て行こうとする翔馬。
「──────ッ!?」
だがその刹那、よどんだ空の中を稲妻が駆け抜けた。まるで白蛇のような光が翔馬のいる教室の窓ガラスを照らす。
そしてこの時、翔馬はようやく気づいた。
何かに見られていることに。
チカチカとスマホのライトが点滅し、消える。まだ充電は半分以上も残っているのにも関わらず、スマホの電源が落ちた。かと思えば突然メッセージアプリが起動し、バグったような動きを見せる。
「なんだよ……! どうなってんだよコレ!」
翔馬は完全にパニックになっていた。見たことない動作を繰り返すスマホを直そうと、何度も電源ボタンを押し、再起動を試みる。だがそれをすればする程、スマホはますますバグっていった。
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