ナイモノネダーリン/冷酷な旦那様と愛されたい私

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出過ぎたことを言ってしまったと、すぐに謝ろうとしたのだが、、 「……俺の目に、狂いはなかった」 と誇らしげに笑う怜弥さんに胸を打たれ、その場で気絶しそうになる。 「期待通り…いや、それ以上だ。」 ご馳走様、と手を合わせてから静かに席を立った怜弥さんはボーッと突っ立ったまま静止している私の前まで来ると─… 「沙羅と結婚して、良かった」 なんて、嬉しすぎるお言葉を頂戴し…完全に油断した私の頬に優しく手を当てた彼は、、ゆっくりと顔を近づけてきて…そのままスマートな動きで私の唇を塞いだ。 ──…キス、されてる…? 目を見開いたまま、動くことも出来ずただ唇に感じる彼の熱に集中していた。少しして、私から離れた怜弥さん。 「たまに、シて欲しいんだろ?」 って…今その話を蒸し返すのはズルいです。
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