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放心状態の私を見て、可笑しそうに口角をあげて笑う彼からは色気がダダ漏れている。
「現状、俺に触れられる権利を持っているのは沙羅だけだ。」
「ふれられる、権利?」
「あぁ…仮でも何でも、俺たちは夫婦だ。籍を入れることが決まった時から─…俺は、沙羅以外の女性と関係を持つつもりはなかった」
「…そ、それって」
「強要するつもりはなかったが、沙羅が拒まないなら─…キス以上のことも、求めてもいいか?」
ほらね、やっぱりどう考えても─…
「これが俺の、本心だ」
私には、メリットしかない!!!
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