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「やっぱし、男はパンクっしょ!」
令和に入って、音楽の世界に正味、物足りなさを感じていた。
そんな中に2階から聞こえてきた高校生の息子の言葉に、ついつい私は階段を駆け上がっていた。
バタンっ!!
扉を大きく押しあけると、キョトンと目を丸くするスマホを耳に当てた息子の姿が視界に入る。
「電話中か、すまない」
私は我に返ったようにそっと扉を閉めると、階段をゆっくり降り、ひとつため息をついてリビングのチェアを引いた。
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