暗黒

４、相性が合わない

　私は、気分感情障害だ。精神疾患の中でも最も「自殺率」が高い患者だ。捕獲の原因になったのも「衝動」が出ていたからだ。

この「気分感情障害」と「発達障害」は相性が悪いのである。

　「気分感情障害」の衝動性の刃は「己(おのれ)」に向かう。
　「発達障害」の衝動性の刃は「他者」に向かう。

コトノの二十歳の誕生日、コトノは「わ〜い！これで生活保護がもらえる」と喜んでいた。

その発言で私はキレてしまったのである。私の病気が悪化して掃き溜めにまで来るようになったキッカケは過重労働だったからだ。

「一度は働こうと思わないの？」と怒鳴ってしまった。

コトノは、そのままホールに走っていって「いじめられた！怒られた！」とジタバタ大暴れをした。私にはお咎めがなかった。

コトノのような人間は、働いても「職場クラッシャー」になるだけだ。周りの人間が病んでいく。うつ病になってしまう。職場そのものが崩壊してしまう。その後、第二、第三の『コトノ』に出会って知った。