さなぎのなかみ

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 その過程に割り込んでくる異物として、寄生蜂の卵~幼虫~繭~成虫というものがあったのかもしれません。  彼等は孵化し、神経を殺した体内をわさわさと蠢き、肉を食い荒らしていきます。  自身が空っぽになったことに気付けない宿主は、ある日突然――― その生涯を終えるんですよ。
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