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あとがき。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
スターやページコメントのおかげでどうにか最後まで書き上げる事ができました。
詩集を書くのは実に四年ぶりで、その時も読んでくれた方の反応に励まされたのを覚えています。
さて、この詩集では「現実の歩き方」というテーマで詩を書いてきました。人生を他の言葉で表すなら、それはきっと後悔だと思います。なりたいものがあって、でもそれになることは出来なくて、
どうやったって僕は僕だから、きっとそれを諦めることは出来ないのでしょう。
それでも情熱は有限です。必ずなってやると誓ったあの夜の決意も、数日で熱を失います。なりたいものに向かって全速力で走ることは出来なくて、きっとゲームとか小説とかの寄り道で、その時の僕は未だ夢を叶えられずにいるのでしょう。
それでも、忘れることは出来ないから。なりたかったものを、熱を失ったあの夜の決意を。だからきっと、僕は辻褄合わせの様に描いた理想を追い続けるのでしょう。
たとえ叶わなかったとしても、きっとそれが生きるということだから。
願わくば、いつかこの詩集が誰かにとっての何かになれますように。
卯銀
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