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8/斟酌綽々
8/斟酌綽々
気を抜いたら、変な声になっちゃうよ
上手く言葉が伝わらないの
気の知れた友人と、今は話したく無い
使い慣れたバス停も、夏休み明けには新品で
見飽きた交差点を、横目に僕は歩いてる
人間なんて大体薄情だ
誰が僕に興味なんてあるもんか
無駄に覚えた難しい漢字も
この気持ちにはなれないから
思い出の奥を一つ食った。
愛情なんて不確かで、一体いくつ救われた
今も十分に死んでいる。ままならない生活を
僕だって生きてるんだよ、きっと。きっと。
世界に音は要らない 音は要らない
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